絶望氷河期鬱病オペレータ

ブラック企業に鬱病に耐えつつ十数年勤務、転職⇒更に鬱病悪化。カネなしコネなし、でもまだ何とか生きています

絶望酷暑

夏になると休日が辛い

貯金もなく収入も低い私は、築自分の年よりも上のアパートに住んでいる

断熱性ゼロといっても過言ではない

むしろ外よりも室温の方が高いことがざらにある

部屋にいるとあっという間に汗が滝のように流れる

Tシャツから何から何まで滴らないものはない

水道水をがぶ飲みし、汗が再びでる

繰り返し

 

世の中には、室温を調整するクーラーという最新科学機器がある

しかし、私の乏しい収入の大半は家賃に吸い上げられる

そのような贅沢品に手が届くはずがない

我が家の最新鋭機器はリサイクルショップで500円で購入した扇風機である

頑張ってくれている、頑張ってくれているのだが、暑さを克服するまでには至らないのである

 

皮肉なことに室温だけを考えると、自宅よりも職場の方がマシなのである

装置の側は暑いが冷風がくるだけ、快適なのである

しかし、涼みにいくほど職場は(心理的にも)快適な空間ではない

 

となると、街にでることになる

お金があれば、涼めるところはたくさんあろう

しかし、貯金もできない収入の私に、有料施設に入ることはできない

行くところは、スーパー、複合施設、図書館のベンチになる

そこで、座って本を読んだり、歩く人を眺める

時折、となりに人が座る

長居をする人はたいていご年配の方か、住居に苦労されている方である

あぁ、自分はこの方たちと生活が同じなんだなぁ、としんみりする

命を守るためにクーラーをつけることを我慢しないでください、と言われているが

そうもできない人もいる

境遇に陥らないと実感できないものである